宮崎県知事選
告示日
2026年12月10日
投票日
2026年12月27日
現職vs元職の激戦再び!今回は新人が加わり三つ巴の戦いです!
過去に「どげんかせんといかん」が流行語にもなった東国原氏が再び挑みます。
「5期目を狙う現職の河野氏」「知名度抜群の元職の東国原氏」「変革を掲げる新人の右松氏」による三つ巴の激戦が見込まれています。
現職知事

河野 俊嗣
こうの しゅんじ
■生年月日
1965年7月1日(61歳)
■出身
広島県呉市
総務省(旧自治省)出身。東国原知事時代に副知事を務め、2010年に知事初当選。現在4期目です。
略歴
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1988年 東京大学法学部卒業
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1988年 自治省(現:総務省)に入省。入省後、宮城県総務部地方課、愛知県春日井市企画調整部長、埼玉県まちづくり支援課長・財政課長などを歴任。人事院の長期在外研修としてアメリカのハーバード・ロー・スクールへ留学し、法学修士号を取得
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2005年 宮崎県総務部長として出向。台風14号の防災対策などに奔走
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2007年 東国原英夫知事(当時)のもとで、宮崎県副知事に就任。口蹄疫対策や地域経済の回復を指揮
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2011年 東国原氏の退任に伴う宮崎県知事選挙に立候補し初当選。以降、連続4選を果たす。
立候補者

東国原 英夫
ひがしこくばる ひでお
■生年月日
1957年9月16日(68歳)
■出身
宮崎県都城市
タレント出身で、2007年から宮崎県知事を1期4年間務めました。衆院議員も経験。現在は政治評論家・コメンテーターとしてメディアに出演中。
略歴
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1980年 専修大学経済学部卒業
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1980年代〜90年代 ビートたけし氏の第一号弟子として入門。「そのまんま東」の名義でお笑いタレントとしてバラエティ番組等で活躍
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2000年代 政治家を目指すため、40代で早稲田大学に入学して政治学を学ぶ
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2007年 宮崎県知事選に立候補し当選。2011年に1期目の任期満了に伴い退任
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2012年 衆院選に日本維新の会から出馬し当選。2013年に自身の考える政治理念との違いなどから辞職
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現在 政治評論家・コメンテーターとして報道・情報番組など多数のメディアに出演。また、地方分権や若者の政治参加をテーマに、全国での講演活動や執筆活動を行う
宮崎県について
人口は約101万人で全国35位。美しい海岸線と豊かな自然、そして日本神話の舞台としても知られる魅力的な県です。
<気候>
「日本のひなた宮崎県」をキャッチフレーズに掲げるほど、年間を通じて温暖な気候。スポーツチームの春季・冬季キャンプ地としても有名です。温かいイメージの一方で、北西の山間部は冬に雪も降ります。
<観光地>
■高千穂峡
阿蘇の火山活動で形成された高さ100mにも及ぶ断崖絶壁が続く神秘的な峡谷。
■青島・日南海岸
波状に浸食された奇岩「鬼の洗濯板」に囲まれた青島や、美しい海岸線。
■神話の舞台
「古事記」や「日本書紀」に記された「日向神話」は宮崎県が舞台とされる。
<グルメ>
■チキン南蛮
宮崎県が発祥の地。濃厚なタルタルソースをかけて食べます。
■宮崎牛や鶏肉
ブランド牛の宮崎牛や、生産量トップクラスの鶏肉など、日本有数の畜産王国。
■フルーツ
完熟マンゴーや日向夏、金柑などのフルーツ栽培が盛んです。
■冷や汁
魚や胡麻、味噌をベースにした冷たい汁を、ご飯へかけて食べる夏の郷土料理。

選挙の概要
現状では、5選を目指す現職の河野氏と元職の東国原氏・新人の右松氏による3名の三つ巴の構図となっています。
これまでの選挙について

東国原氏と河野氏が当選した過去の選挙を振り返ってみましょう。
2007年(東国原氏初当選)
当時の現職知事が官製談合事件で逮捕・辞職したことに伴う出直し選挙として行われました。元お笑いタレントで新人のそのまんま東氏が無所属で立候補し、既成政党が支援する有力候補を破って初当選を果たしたことで、全国から大きな注目を集めました。
当選した東国原氏は、本名の「東国原英夫」として公務を行うことを表明。自身の知名度を活かして宮崎県の地鶏やマンゴーなどの特産品をトップセールスで全国にアピール。また、彼の代名詞となった「どげんかせんといかん」は、同年の新語・流行語大賞の年間大賞を受賞しました。
2010年(河野氏初当選)
当時の現職知事の東国原氏が出馬を見送ったことに伴い実施され、知事路線を継承した前副知事の河野氏が大差で初当選を果たしました。
2014年(河野氏再選)
河野氏が、主要政党から推薦を受ける「与野党相乗り」の手堅い組織戦を展開し再選を果たしました。
2018年(河野氏3選)
幅広い政党の推薦を受けた現職の河野氏が、共産党候補に得票率9割を超える圧倒的な勝利となりました。投票率は3割台前半と大きく低迷しました。
2022年(河野氏4選)
現職の河野氏は東国原知事時代の副知事であったため、「かつての上司と部下」による事実上の一騎打ちとなりました。
河野氏は主要政党や業界団体の推薦・全面支援を受ける強力な組織選挙を展開しました。対する東国原氏は、高い知名度とSNSによる発信力を武器に激しく追い上げましたが、一歩及びませんでした。
今回の状況について
前回の選挙同様、現職の河野氏と元知事の東国原氏の再戦となります。加えて元県議会副議長の右松氏も立候補を表明し、三つ巴の状況となりました。
すでに自民党宮崎県連は2026年6月20日に河野氏の推薦を決定。その他の党の動きは現状、確認できていません。東国原氏は、政党の支援には頼らず、草の根の支持拡大を狙う姿勢を見せています。
これまでの知事選の振り返りと今回の状況
強みや弱み
各候補の「強み」と「弱み」を見てみましょう。
■河野氏
<強み>
行政実績と安定感
総務官僚から副知事を経て知事に就任した経歴を持ち、安定堅実な県政運営が最大の強みです。農業産出額の拡大や企業誘致、大型スポーツ施設の整備など、4期16年の県政での具体的な成果をアピールしています。
強固な組織力
自民・公明・立憲民主などの主要政党や、農協・商工会といった県内の主要組織から厚い推薦・支援を受けており、基礎票が非常に強固です。
<弱み>
多選に対する批判
4期15年以上に及ぶ長期政権に対して県政の硬直化や停滞を懸念する声があります。
「可もなく不可もなく」との評価
手堅い一方で、活力やインパクトに欠け「可もなく不可もなく」という評価もあります。
■東国原氏
<強み>
全国的な高い知名度と発信力
2007〜2011年に知事を務めた際、宮崎のマンゴーなどの特産品を全国区にした圧倒的な発信力とトップセールスの記憶が今も有権者に強く残っています。
変革への期待感
「宮崎の衰退を止めるゲームチェンジャー」を掲げ、現県政に物足りなさを感じる無党派層や、経済の抜本的な産業転換を望む層から強い期待を集めます。
<弱み>
組織力の弱さ
政党や大規模な業界団体の推薦を受けない無所属での出馬であるため、地道な組織戦や集票力において現職に劣ります。
国政や他都市へ動いた過去
過去に1期で宮崎県知事を退任した後に、東京都知事選への出馬や国会議員への転身を行った経緯から、根強い批判が残っています。
■右松氏
<強み>
地域に密着した視点
元宮崎県議会議員として、長年宮崎のローカルな課題や住民の声を直接聞いてきた地域密着の視点が強みです。
新風・若返りの期待
知事経験者2人の過去の県政に対する実質的な戦いに対し、まったく新しい選択肢として、現状に満足していない有権者の受け皿となる可能性を秘めています。
<弱み>
知名度の低さ
知事経験がありメディア露出も多い河野氏・東国原氏の2人に比べると、県内全域における知名度や浸透度で大きなハンデを負っています。
支持基盤の無さ
現職を支える既存の自民党などの組織票や、東国原氏に流れる無党派層の票をどれだけ切り崩せるかが極めて高いハードルとなります。

各候補の「強み」と「弱み」
各候補者の主な政策
主な争点は、人口減少や経済活性化、多選の是非などが大きな争点となる見通しです。
■河野氏
持続可能な宮崎県にすることを掲げ、これまでの実績と国との信頼関係を強みに、安定した県政の継続を訴えています。
「もっと稼ぐ宮崎」の実現
農林水産業、製造業、観光のさらなる成長を促進し、県民所得の向上を目指します。
物価高・人手不足対策
現在直面している物価高騰や深刻な人手不足といった課題の解決に打開策を講じます。
国とのパイプの活用
全国知事会での要職経験を活かし、「必要とあらば国をも動かす」として、国や他県との高い信頼関係を基盤とした政策推進をアピールしています。
■東国原氏
「宮崎の衰退が止まらない。ここでゲームチェンジャーが必要」と訴え、前回に続き再び現職へ挑む形となります。
域内総生産(GRP)の倍増
10年で宮崎の風景を変えると掲げ、県内総生産を1.5〜2倍に引き上げる経済活性化を目指します。
製造業を第3の基幹産業へ
従来の強みである農林水産業、観光に加えて、製造業を強力に振興・強化します。
新幹線の整備・誘致
大分県から延岡市、宮崎市を通る新幹線ルートの必要性を訴え、積極的な誘致活動を行うとしています。
■右松氏
知事選を「過去を選ぶのか、未来を選ぶのかが問われる選挙」と位置づけ、刷新を訴えています。
「右松31策」の提示
自身のYouTube等で2026年6月に発表した独自の包括的な公約集を軸に活動しています。
宮崎フード・バリューチェーン倍増計画
食品の開発、加工、物流販売の機能を大幅に充実・強化させる経済政策を掲げています。
真心と行動力の政治
県民に寄り添う姿勢と、元県議としての実行力を強調した県政改革を目指しています。
移民問題について
「全国知事選INFO」のサイトでは、移民問題は重要視している項目です。本選挙でも移民問題は争点の1つになりそうです。「移民推進派」の河野氏に対して「外国人への依存を抑制」する東国原氏と右松氏で明確なスタンスの違いが生じています。
■河野氏
積極的な受け入れと「共生社会」の環境整備を推進する立場です。
経済成長に向けた外国人材の確保
深刻化する地方の人手不足を補うため、外国人労働者を必要不可欠な戦力として位置づけています。2026年5月には、宮崎県内で最も割合の多いインドネシア政府と人材に関する連携合意書を現地で直接締結しました。
定着支援とワンストップ相談
外国人材が仕事と生活の両面で安心して暮らせるよう、県としてサポートセンターを設置するなど受け入れ側の環境整備や特定技能2号の取得支援に力を入れています。
■東国原氏
外国人労働力に依存しなくて済むよう、産業構造そのものを「製造業」などへ転換させるべきという立場です。
産業転換による省人化・高付加価値化
労働力不足を安易な外国人労働者の確保で埋めるのではなく、製造業を第3の基幹産業に育て、AIやロボットの利活用などによる産業構造の転換で地域経済の規模を引き上げることを訴えています。
賃上げと国内人材循環の重視
低賃金の外国人労働力に頼る構造は国内の賃金上昇を阻むという懸念から、経済全体の底上げによる県内雇用の維持や若者の県内定着を重視しています。
■右松氏
外国人雇用に頼る前に、地元雇用の拡大や日本人の県外からの還流を最優先すべきという立場です。
脱・外国人雇用ありき
外国人雇用に依存せず、まずは地元雇用の拡大と宮崎の失業率改善を図るべきと主張しています。
技能実習生の拡大に慎重
技能実習生をこれ以上増やさない方針を掲げ、人手が足りない分野には都会や県外から日本人の就職率を上げる取り組みや、日本人の力で回せる宮崎の構築を目指しています。
移民問題は、すでにさまざまな問題や摩擦を生み出していますが、実はこれからが本番といえる状況です。外国人の方が増えたと感じている方は多いと思いますが、増えるのはまだまだこれからです。来年の2027年4月から始まる「育成就労制度」などの影響で一層の外国人の増加が見込まれます。
制限やルールの整備が追いつかず、移民により日本の秩序が崩壊していっています。日本の未来のために、選挙の投票の際には「移民問題」を重視していただきたいです。
中国に対する姿勢について
「全国知事選INFO」では、中国に対しての姿勢も重要視している項目です。いま中国からの軍事的威圧と経済的威圧を受けるなかで、親中姿勢には注視が必要です。
今回の3候補には、目立った親中の動きは確認できていません。
女性問題について
東国原氏と右松氏には過去に女性問題があります。政治家が完全な聖人君主であるべきとは思いませんが、倫理観も必要な資質の1つです。少なからず選挙に影響はあるでしょう。
■東国原氏
2008年の最初の知事在任中、過去の交際女性への金銭支払い(手切れ金と報道)について週刊誌に報じられ、当時の取材に対して「女性については心当たりはある」と述べた経緯があります。政治家になる以前のタレント時代には、児童福祉法違反の容疑で書類送検され、芸能活動を謹慎した過去もあります。
■右松氏
2019年4月、選挙活動の慰労を名目に女性を誘い、抱きつくなどの行為をしたことが違法なセクハラにあたると裁判で認定されました。女性を不当に解雇したことも認められました。一審判決後、自身のブログに女性の氏名が特定される恐れのある情報を掲載したため、女性側から、二次被害であるとして抗議を受け、賠償請求額が上乗せされました。
人柄
■河野氏
堅実なエリート官僚というイメージが強いですが、プライベートは非常にアクティブで多趣味。クラシック・オペラ鑑賞マニアとして有名で、ただ聴くだけでなく自ら合唱団としてステージに立った経験もあります。趣味はトライアスロン。日頃からトレーニングを欠かしません。県内のマラソン大会やスポーツイベントにも現役で積極的に参加しており、ストレス解消法は泳ぐことというタフな一面を持ちます。2男1女の父親で、子どもが所属していた地元のサッカー少年団では、保護者会の会長を自ら買って出て地域活動に汗を流すなど、子煩悩で親しみやすい顔も持っています。
■東国原氏
小学生の時の卒業文集に「将来の夢はお笑い芸人と政治家」と書いており、大人になってその両方をトップレベルで実現させたという、漫画のような有言実行のエピソードを持っています。芸人時代に不祥事で謹慎した際、自己の価値観を変革するために猛勉強を開始。40代になってから早稲田大学第二文学部に入学して卒業し、さらに地方自治を学ぶため同大政治経済学部へ再入学(のちに中退)するという、凄まじい学問への執念と知的好奇心を持っています。また、芸能界きっての俊足ランナーとして数々のマラソン大会に出場しています。
■右松氏
地元・宮崎への愛が人一倍強く、神武天皇を祀る宮崎神宮の伝統神事である流鏑馬の「総奉行」という大役を任されています。彼の代名詞となっているのが、宮崎市江平五差路などでの街頭演説です。政治の道を目指し始めてから18年間、雨の日も、氷点下3度の極寒の朝もコツコツと立ち続けており、その継続力と根性は周囲からも一目置かれています。
自身のSNSや動画では、創業70年のチキン南蛮の元祖「おぐら」や、地元のやわらかい宮崎うどん、老舗の酒まんじゅうを美味しそうにリポートする、気さくでチャーミングな一面も発信しています。
投票日は12月27日です
投票日まではまだ期間があり、新たな動きがあると予想されます。最新情報は都度アップしていきたいと思います。
知事選は国政選挙に比べて関心が低いです。知らないうちに選挙が終わり、気がつくとなぜ当選したのかと首を傾げたくなるようなトンデモ知事が誕生している自治体が全国にいくつもあると感じています。関心の低さがその要因の1つです。
投票は選挙に関心があると意思表示をする機会でもあると考えます。選挙の勝敗だけでなく、投票率や選挙への関心が高まれば、次の県政にも「県民は見てるぞ」とプレッシャーを与えることができます。1票で変えられる未来があります。宮崎県にお住まいの方達はもちろん、その他の地域にお住まいの方にも宮崎県知事選に、ぜひ関心を持っていただきたいです。日本をよりよくするために、全国の知事選を一緒に盛り上げていきましょう!
SNSのフォロワー数について
「全国知事選INFO」では、SNSのフォロワー数を知名度と発信力の指標の1つと考えています。特にXのフォロワー数を重視しています。Xは、多くの政治家が活用しており、直接国民とコミュニケーションを取るのに適したツールといえます。
3者ともSNSの利用は積極的です。比較してみると、東国原氏のフォロワー数が圧倒的なことが分かります。66万を超えるフォロワー数は、現在の全国の知事と比べても、大阪の吉村知事と東京の小池知事に続き47都道府県知事中で3位の数となります。河野氏も多い方ですが、その差は歴然。選挙でも大きく影響があるのは間違いないでしょう。
今後もフォロワー数は確認したいと思います。次回は今回の集計から1ヶ月後の9月19日の予定です。「全国知事選INFO」のXのアカウントでアップします。アカウントをフォローいただけると幸いです。
より多くの方へ宮崎県知事選について関心をもっていただくため、SNSでの盛り上げにご協力いただけると嬉しいです。

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