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2026年7月9日更新

福島県知事選

告示日

2026年10月8日

投票日

2026年10月25日

現職の内堀氏が4選を目指します

これまで圧倒的な票数で当選を重ねてきた現職の内堀氏が4選目を目指します。
東日本大震災および原発事故から15年以上が経過する中、いまだ現在進行形である復興再生について、改めて検証する機会です。

現職知事

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内堀 雅雄

うちぼり まさお
 

<生年月日>

1964年3月26日
(62歳)

元自治・総務官僚で、2014年に福島県知事に初当選し現在3期目。東日本大震災および福島第一原子力発電所事故からの復興を最優先課題に掲げ、県政を担っています。

略歴

  • 1964年生まれ。長野県長野市出身
     

  • 1986年 東京大学経済学部卒業
     

  • 1986年 自治省(現 総務省)に入省
     
  • 2001年 総務省自治財政局地方債課理事官
     
  • 2001年 福島県に出向、生活環境部次長に就任
     
  • 2002年 福島県 生活環境部長
     
  • 2004年 福島県 企画調整部長
     
  • 2006〜2014年 福島県 副知事に就任
    ※2011年の東大震災・原発事故発生時は、佐藤雄平前知事のもとで副知事として復興実務の指揮を執る。
     
  • 2014年 福島県知事選挙に初当選。現在まで3期連続で県知事を務めている

立候補者

福島県_金山氏.jpg

金山 屯

かなやま じゅん


<生年月日>

1940年6月15日
(86歳)

東京都出身で、現在は福島県白河市に在住しながら自営業を営んでいます。数々の選挙に立候補するも全て落選しています。

  • Youtube

略歴

  • 1940年6月15日生まれ。東京都板橋区出身
     
  • 青山学院大学経済学部 卒業
     
  • 2003年 自然塾白河乗馬学校 設立
     
  • 2007年・2011年・2015年 福島県白河市長選挙に立候補するも落選
     
  • 2009年 泉崎村長選挙に立候補するも落選
     
  • 2010年・2026年 西郷村長選挙に立候補するも落選
     
  • ​2015年・2019年 福島県議会議員選挙に立候補するも落選
     
  • 2018年 福島県知事選挙に立候補するも落選
     
  • 2019年 白河市議会議員選挙に立候補するも落選
     
  • 2025年 山形県知事選挙に立候補するも落選
     
  • 2025年 宮城県知事選挙に立候補するも落選
     
  • 2026年 第51回衆議院議員選挙に立候補するも落選
     
  • 2026年 昭和村長選挙に立候補するも落選

立候補者

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長谷沼 邦彦

はせぬま くにひこ


<生年月日>

1967年前後生まれ
(59歳)

福島県出身で、現在は埼玉県に拠点を置き、自営業を営んでいます。4度の選挙の立候補が確認できますが、全て落選しています。

略歴

  • 1967年ごろ生まれ。福島県会津若松市出身
     

  • 2011年 富士宮市長選挙に立候補するも落選
     

  • 2011年 福島県議会議員選挙に立候補するも落選
     

  • 2015年 会津若松市議会議員選挙に立候補するも落選
     

  • 2023年 会津若松市長選挙に立候補するも落選
     

  • 現在 埼玉県春日部市 在住
     

  • 現在 会社経営者(自営業)

福島県について

改めて福島県についても軽くご紹介させてください。福島県は東北地方の最南端に位置し、北海道、岩手県に次いで全国第3位の広大な面積を持つ県です。奥羽山脈と阿武隈高地によって「会津」「中通り」「浜通り」の3つの地域に分かれており、それぞれ気候や文化が異なります。

会津地方
日本海側の気候で、冬は豪雪地帯となります。若松城(鶴ヶ城)や江戸時代の宿場町「大内宿」など、歴史的な街並みが色濃く残るエリアです。
中通り地方
新幹線や高速道路が縦断する交通・経済の要所です。桃や梨などの栽培が盛んなフルーツ王国であり、飯坂温泉や高湯温泉など名湯も豊富です。
浜通り地方
太平洋に面し、夏は涼しく冬は雪がほとんど降らない温暖な気候です。いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」などの観光施設があります。

グルメは、多加水のもちもち麺が特徴の「喜多方ラーメン」や、炭火焼きチャーシューが人気の「白河ラーメン」など、全国屈指のラーメン激戦区です。
観光スポットは、上りと下りが一度もすれ違わない独特な二重らせん構造が特徴の「会津さざえ堂」や、エメラルドグリーンやコバルトブルーなど神秘的な色を見せる「五色沼湖沼群」などがあります。

福島県地図.jpg

選挙の概要

現在、4選を目指す現職の内堀氏に、新人の金山氏と長谷沼氏の計3名が立候補を表明。内堀氏には主要与野党が相乗りで支援する盤石な体制が敷かれています。また、共産党系が独自候補の擁立を目指しているようです。

主な争点について

主な争点は、「震災・原発事故からの復興再生と風評対策」と、深刻さを増す「急速な人口減少・少子化への対策」の2つです。

震災・原発事故からの復興再生と風評対策
東日本大震災と原発事故から15年以上が経過する中、いまだ現在進行形である次の4つの課題についてのアプローチが問われています。
廃炉と安全対策
2051年までの完了を目指す福島第一原発の廃炉作業に対する国・東電への姿勢。
除去土壌の処分
2045年までの県外最終処分に向けた道筋づくり。
避難地域の再生
避難指示が解除された地域への住民帰還の促進や、かつてのにぎわいを取り戻すための産業振興。
風評被害の払拭
処理水の海洋放出などに伴う根強い風評被害への継続的な対策。


急激な人口減少・少子化への対策
福島県の人口はピーク時から大きく減少し、170万人を割り込んでいます。
子育て・若者支援
若い世代が定住したくなるような子育て支援制度の拡充や仕組みづくり。
地方創生・移住促進
移住・定住者のさらなる受け入れ拡大と、地域産業の維持。

4選を目指して立候補を表明している内堀氏に対し、これまでの実績評価や、これからの展望が問われる選挙となります。

福島県知事選の主な争点.jpg

主な争点

福島県これまでの選挙.jpg

これまでの選挙と今回の状況について

内堀氏が立候補し当選した過去の選挙を振り返ってみましょう。

2014年
内堀氏が49万票超を獲得。圧勝で初当選を果たしました。東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故の発生後、初めてとなる知事交代の選挙であり、福島の復興の舵取りを誰に託すかが最大の焦点となりました。内堀氏は、引退を表明した佐藤雄平知事から事実上の後継指名を受け、副知事として震災復興に実務トップで携わってきた継続性と即戦力を強くアピールしました。

2018年
内堀氏が91.2%という圧倒的な得票率を獲得し再選を果たしました。東日本大震災および東京電力福島第一原発事故からの復興の進捗や、1期目4年間の県政運営に対する評価が主な争点となりました。避難指示区域の縮小や計画的除染の進捗など、1期目4年間で手堅く進めた復興政策の実績が県民から高く評価されました。特定の政党の公認や推薦を受けない「県民党」のスタンスを取りつつも、主要政党から支援を受ける実質的な相乗りの盤石な体制でした。

2022年
内堀氏が主要各党の支援を受ける相乗り体制を維持して今回も圧勝し3選を果たしました。主要政党が軒並み現職支援に回ったことで大きな論戦が生まれにくく、投票率は過去最低の42.58%となりました。


今回
圧勝が続く内堀氏に挑む新人の2人。また日本共産党や県労連などでつくる「みんなで新しい県政をつくる会」は、対立候補の選定を進めている模様です。

これまでの知事選の振り返りと今回の状況

現政権の評価

内堀氏のこれまでの評価は、東日本大震災および原子力災害からの実務型復興を高く評価する声がある一方で、対立軸のない相乗り・無風選挙による民意の反映や発信力の弱さを疑問視する声も一部で上がっています。

<評価ポイント>
実務能力と手堅い復興手腕
副知事時代からの経験を活かし、農林水産業の再生やインフラ復旧、新産業(ロボット・再生可能エネルギー)の誘致など、複雑な復興施策を着実に進めた実務能力が 手堅い手腕として県民から評価されています。
圧倒的な得票率と安定感
過去の知事選では、いずれも高い得票率を記録しており、現在の県政運営に対する一定の信任と安心感を得ています。
現場主義の対話姿勢
自ら市町村や被災地の現場へ足を運ぶ現場主義を掲げており、国や地方自治体との調整役としての安定感が支持されています。

<批判・課題>
「オール福島」による論戦の不在
主要政党がそろって内堀氏を推薦・支持する構造が定着しています。これにより明確な対立軸や争点が生まれず、知事選の投票率が低迷する一因になっているとの指摘があります。
独自の強い発信力の不足
官僚出身らしく、国の方針と正面から衝突することを避ける傾向にあり、「国の顔色をうかがいすぎる」「国の方針に対して慎重すぎ、本音を語らない傍観者に見えることがある」と批判的に評されることもあります。処理水放出や避難指示解除のあり方などの県民の不安に対して、県独自の強い発信や決断が見えにくいという批判が一部のメディアや対立陣営からなされました。

内堀県政は復興の継続と安定という面で強力な支持を集める一方、政策論争が起きにくい政治構造が課題として挙げられています。

人柄

立候補予定者の人柄を見てみましょう。

内堀氏
「実務型で安定感のあるリーダー」と評されています。
好きな言葉は「進取果敢」。「不可能の反対語はチャレンジ」が知事の信条であり、数々の高い壁に直面してもあきらめない姿勢を県民に示しています。
福島の未来へ「自らに与えられた使命」として全力で向き合う生真面目さと強い責任感が滲みます。
パワーポイントを自ら巧みに操り、複雑なデータもわかりやすく説明する能力に長けています。日本記者クラブでの会見などでも、その淀みない語り口が絶賛されました。私生活や政治資金をめぐるスキャンダルとは無縁で、「非の打ち所がなくクリーンだ」とも言われています。長野県出身ですが、「人生で一番長く暮らしているのは福島。第二ではなく、第一のふるさと」と公言し、福島への強い愛着をのぞかせています。

金山氏
「自然を愛し、地域に根差した信念の人」と評されています。
86歳という高齢でありながら、自らの信念のもとに無所属で名乗りを上げる行動力があります。日頃から自然環境や地域コミュニティを大切にする活動を行っており、これまでの行政主導の復興とは一線を画した、地域住民の生活や自然との共生を重視する人物像が伺えます。

長谷沼氏
「民間の感覚を持つ挑戦者」と評されています。
行政の外側、かつビジネスの現場から福島県政に変革を促そうとする民間人ならではの視点が特徴です。現職の進める既存の政策に対して、経営者としての意思決定力や独自のバイタリティをもって新たな選択肢を示そうという意欲が見られます。

内堀氏の移民施作や対中姿勢について

内堀氏は、人手不足対策としての外国人労働者の環境整備(多文化共生)を進めています。対中政策においては「ALPS処理水」を巡る中国の禁輸措置や嫌がらせに対し、国へ毅然とした対応と風評対策を要望する立場を取っています。

外国人・移民に関する施策
人口減少が深刻な福島県において、外国人住民を地域社会の構成員として支える施策を推進しています。県内の外国人労働者数が過去最多を更新し続ける中、安心して働ける環境づくりや、企業と連携した生活情報の提供を行っています。
また、外国人住民への日本語教育支援や、災害時の多言語情報発信など、地域コミュニティでの共生を目指す実務的な支援が中心です。福島県費留学生制度等を通じて、南米などの日系人ルーツを持つ若者を受け入れ、将来的な架け橋となる人材の育成を続けています。

対中政策
東京電力福島第一原発の「ALPS処理水」の海洋放出以降、中国政府が取った硬化策に対しては、国を通じて厳格な対応を求める姿勢を崩していません。中国による日本産水産物の禁輸措置に対し、「非常に残念」と表明し、科学的根拠に基づかない規制の即時撤廃を中国側に働きかけるよう国に強く求めています。
処理水放出時に中国から県庁や医療機関へ相次いだ迷惑電話に対し、当時の岸田首相に「外交ルートを通じて早期に沈静化させること」を要望しました。


内堀氏は多文化共生を進めています。労働力や人口減の対策を外国人に頼りすぎるようだと注意が必要です。

相乗りについて

内堀氏には与野党相乗りの推薦状況が続いています。福島県知事選だけでなく、全国の知事選ではこの相乗りが多く見受けられます。国政では対立している与野党が、知事選では同じ候補者を支援することに強い違和感があります。要因や問題点などをまとめて、後日アップする予定です。

投票日は10月25日です

告示日の10月8日までに新たな動きがあると予想されます。最新情報は都度アップしていきたいと思います。

状況を見ると内堀氏の優位は、簡単には揺らぐことはないでしょう。これまで圧勝を続けてきた理由も理解できます。
選挙は、現政権を検証するタイミングといえます。「これまでの内堀県政がどうだったのか」「福島県がどうなっていくのか」をいま一度考えてみる良い機会です。

投票は選挙に関心があると意思表示をする機会でもあると考えます。投票率が下がっています。もし当選者が決まっているような選挙でも、投票には行っていただきたいです。1票で変わる未来はあります。


福島県にお住まいの方達はもちろん、その他の地域にお住まいの方にも福島県知事選に、ぜひ関心を持っていただきたいです。日本をよりよくするために、全国の知事選を一緒に盛り上げていきましょう!

SNSのフォロワー数について

「全国知事選INFO」では、Xのフォロワー数を知名度と発信力の指標の1つと考えます。沖縄県知事選などでは、投票日まで候補者のフォロワー数を計測して定期的にXのアカウントにて報告しています。

しかし、今回の福島県知事選は、現職の内堀氏だけでなく、立候補者の2人もXアカウントは確認できていません。Xは、多くの政治家が活用しており、直接国民とコミュニケーションを取るのに適したツールといえます。内堀氏は、HPや他のSNSアカウントも無いようで、情報発信に物足りなさを感じますが、福島県の公式WEBサイトやYouTubeなどの行政チャンネルを通じて情報発信は行われてはいます。


投票日まで、福島県知事選の情報を「全国知事選INFO」のXのアカウントでアップしてまいります。X公式アカウントをフォローいただけると幸いです。より多くの方へ福島県知事選について関心をもっていただくため、SNSでの盛り上げにご協力いただけると嬉しいです。

※このページの情報は更新時時点での情報です。

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